第2話 イケナイkiss
校医・梅田北斗(上川隆也)に女だとバレてしまった芦屋瑞稀(堀北真希)は、男子校に編入してきた理由を問い詰められ、絶体絶命のピンチに。
と、そこへ、第二寮で飼っている犬の裕次郎が現れ、瑞稀は間一髪、脱出に成功する。
外へ出た瑞稀は、裕次郎が佐野泉(小栗旬)の元へ駆け寄るのを見て、佐野が自分を助けるために裕次郎をよこしたのだと思い、礼を言う。
ところが佐野は、瑞稀のためにそんなことをするわけがないと、相変わらず悪態をつく。
ファンクラブによる途中経過が報告されるなか、中津秀一(生田斗真)は瑞稀を呼び出し、マラソン大会のときのケガについて聞く。
“ミスコン”に向け、各寮では早速準備について話し合いが行われ、瑞稀の第二寮でも寮長・難波南(水嶋ヒロ)の下、看板を制作することが決まる。
辞退者が続出し、瑞稀が行くことになるが、場所がわからない倉庫に行くのをためらう瑞稀に、佐野が突然、自分も一緒に行くと言い出す。
懐中電灯を照らし、瑞稀とやって来た佐野は、なぜか足がふらついている。電気を見つけスイッチを押そうとした瞬間、佐野は倒れ込み、瑞稀と至近距離に。
すると、いきなり、佐野は瑞稀にキスをした。
そこへ、瑞稀を心配した中津、難波、萱島大樹(山本裕典)、関目京悟(岡田将生)、中央千里(木村了)がやって来る。
翌日、瑞稀は、ドギマギしながら佐野に前夜のことを切り出すが、佐野はまったく記憶にない様子。覚悟はしていたものの、瑞稀はショックを隠せない。
そんなふたりのやりとりを見ていた中津に、萱島が「ピンクのオーラが出てるよ」と指摘。中津は、ドキリとする。
そんな折、“ミスコン”の出場権利が与えられた10人の生徒名が発表になる。オスカー・M・姫島(姜暢雄)、天王寺恵(石垣佑磨)、中津、難波、関目らに混じって、佐野と瑞稀も選出されるが、佐野は去年同様、出場しないだろうとの前評判が立っている。
夕方、帰宅しようとする瑞稀は、思いがけず会った梅田から、佐野が陸上部を辞めたと聞かされる。
初めて聞く、衝撃的な事実を確かめるため、瑞稀は佐野を探しに行くが、途中で会った中津にお好み焼き屋に連れて行かれる。
食事を終えて、中津と歩いていた瑞稀は、公園で男と話している佐野を見つける。
瑞稀は中津から、男が佐野とインターハイで競っていた神楽坂真言(城田優)だと聞く。
佐野と神楽坂の会話の内容が気になる瑞稀は、とっさに中津の手を取ると、植え込みの陰に隠れながらふたりの側へ。
瑞稀に触れられた、中津はなぜか心臓がバクバクで…。
神楽坂は、高跳びを辞めたと言う佐野に、挑発するようにからんでいた。心を見透かされたように感じた佐野は、言い返すことができない。
すると、そこへ、瑞稀と中津が登場。瑞稀は、強気な態度で神楽坂に食ってかかる。
翌早朝、グラウンドの観客席には、瑞稀と佐野の姿があった。佐野は瑞稀に、神楽坂の言葉は事実で、いつの間にかフィールドに立つのが怖くなっていたと告白する。
それを聞き、いつものような前向き発言をする瑞稀だが、佐野はそういう言葉が重荷なんだと反発。それでも瑞稀は、いつか佐野が跳びたくなる日を自分が作ると宣言。佐野は、あきれたようにその場を去っていく。
ステージで、出場者たちの特技が次々と披露されていくなか、出場時間が迫っているのに、瑞稀と佐野の姿がない。
桜咲学園にやってきた理由の説明を求められた瑞稀は、友だちの話として、ある体験を語り始める。
一年前、高跳びの日本代表の合宿がアメリカで行われた際、佐野に会うため合宿所を訪ねた瑞稀は、帰り道にガラの悪い男たちに囲まれてしまう。偶然、そこを通りかかった佐野に助けられるが、今度は佐野が捕まり、ナイフでアキレス腱を切られてしまったのだ。
後日、そのケガが原因で佐野が引退を表明したことを知った瑞稀は、ショックを受けると同時に、佐野を再び跳ばせるために、桜咲学園に編入することを決意したのだ。
瑞稀の佐野への真剣な思いを知った梅田は、瑞稀の秘密を黙認することに。
インパクトが欲しいと考えた難波らは、瑞稀を全裸で登場させようと画策。何も知らない瑞稀は言われるままに、衣装に着替えようとしたところ、更衣室から衣装も、着ていた制服も抜き取られてしまう。
女であることがバレてしまうと思ったそのとき、梅田が助け舟を出す。
その夜、瑞稀と佐野の部屋にみんなが集まり“ミスコン”の打ち上げが行われる。夜も更け、瑞稀たちが雑魚寝をしていると、パソコンにメール着信の知らせが。
“妹へ”という文字を瑞稀が消そうとしたとき、起きてきた佐野に見られてしまう。